店舗レイアウト、デザインを大きく変える「アイトラッキング」

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アイトラッキングとは、人間の眼球運動を計測・分析し、集中して見られた場所や見る順番、見なかった個所を洗い出す手法。アイトラッカーと呼ばれる機材を使い、視線の動きを追跡することができるため、商業施設においては効果的な店舗レイアウトやデザインを考え、集客力アップを図るための戦略に用いられます。ヒートマップ(滞留時間を可視化)やゲイズプロット(視線の順序を可視化)などを用いてユーザー動向を探り、サイトの集客向上につなげていきます。

アイトラッキングの実験例

  • 店舗内の広告やPOPなどの効果測定
  • 陳列棚のエリアレイアウト
  • 個別商品の棚割り など

具体的には、モニターにアイトラッカーを装着させて普段のように店舗での購買を行ってもらいます。店舗入店から出店までの間に

  • どのようなルートを経由するか(店舗レイアウトの検証)
  • どの部分をどれくらい見ているのか(商品パッケージのわかりやすさ検証)
  • 商品を手に取ったあとどれくらいでかごに入れる(またはリリースする)するのか
  • 広告やPOPなどが購買を決定づける後押しになっているか

などを記録された行動データをもとに分析していきます。

アイトラッキングは科学的な分析手法によって改善を図る技術にて、人間の直観を頼りにした販促行動とは一線を画すものです。インタビューやアンケートによる調査・分析では個人的な主観を入れてしまうことが多く、正確な情報収集に至らないことがこれまで多くありました。しかしアイトラッキングでは自然な視点の動きを分析することができるため、ユーザーの素の行動が読み取れる点が大きいと言えます。

またこのアイトラッキングの技術は店舗のみならず、Webサイトやスマートフォン・タブレットのUI・UX改善にも利用されています。こちらは視線予測に加えてマウス移動などからも計測することができるもので、ページ閲覧順序やフォーカスポイントを把握することができるものとなっています。

最近ではVR技術を利用して作成した仮想店舗の中でアイトラッキングを利用した実験を行うことが可能になり、効果的なレイアウト変更や商品開発へのフィードバックがスピーディーとなりつつあります。

商品の流行り廃りのサイクルが早くなっている現在、無駄を省くためにも、アイトラッキングの技術を活用し店舗運営最適化を図りたいものです。