新たなコミュニティの醸成として期待されるライブコマース

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「ライブコマース」という言葉を知っていますか？


ライブコマースとは、知名度のあるタレントやインフルエンサーがライブ動画を配信し、視聴者がリアルタイムでコメントや質問をしながら商品を購入できるサービスです。

先行国である中国では、ライブコマースにおいて１回の配信で３億円を売り上げるようなインフルエンサーも出現するほど人気のサービス。その流れを受け、日本でもアプリがリリースされるなど、 コミュニティの醸成として各種ツールに期待が高まっています 。　

コロナ禍での新たな生活様式。商業施設のEC販売における課題とは？

新型コロナウイルスの流行を受け、それぞれの商業施設では「大々的なプロモーションが難しい」「３密への対応と配慮が必要」という状況の中、EC販売における課題が浮き彫りになっています。

例えば

  • オンラインショッピングの加速
  • 接客時にコミュニケーションが図りづらい
  • 告知や宣伝が難しく集客ができない
  • テナントにおいて個別のECの動きを許容している
  • ECサイトを持っていない

といった点です。

新たなサービスとして期待されるライブコマース

そうした中、新たなコミュニティの醸成のプラットフォームとして期待されているのがライブコマース。

コロナ禍での買い物手法が「リアル店舗」と「オンラインショッピング」の2極化する中、オンラインショッピング利用者にも「オンラインでも接客を楽しみたい」、「リアルなレビューを聞きたい」といったニーズは健在です。

ライフコマースではこうしたニーズを取り込むことで、顧客とのコミュニケーションに一役買うことが期待されています。

ライブコマースの仕組み

ライブコマースは、オンライン上のリアルタイムコミュニケーションとライブ販売を掛け合わせた、テレビショッピングのインタラクティブ版とも言えます。

タレントやインフルエンサーが商品を紹介している最中に、視聴者はそれを見ながら出品者や販売者に対しコメントを投げかけることができます。ライブコマースには臨場感溢れる環境が用意されているため、店舗と変わらぬコミュニケーションをお客様と楽しむことが可能です。

そのため、見ている人が思わずリアクションしたくなるような仕掛けを作ることが、購買につなげる重要なポイントとなります。

ライブコマースの今後

大手オンラインショッピングサイトが軒並み参入するなど、注目を浴びるライブコマース。SNSのライブ動画機能への人気が高まっている点や、コロナ禍での新たな生活様式に対応できる点などが追い風となり、今後も市場は拡大傾向にあります。

しかし、商品売上はライブを配信するインフルエンサーや販売スタッフの手腕に左右されるため、売れる人と売れない人の二極化が起こる可能性は否めません。ライブコマースのプラットフォームを提供する企業とライブ配信を担うインフルエンサーや販売スタッフとの間で「どのように連携を取り、コミュニティ醸成に繋げるか」が今後の課題と言えるでしょう。