環境対策を考えるアパレル業界の風穴となるか?卵殻を配合したマネキン「ReBody WITH ES」

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株式会社三和商会と株式会社シライは三和商会製造の卵殻配合バイオマス素材「NEQAS(R) BIO」を活用したアパレル業界向けのマネキン「ReBody WITH ES」を共同開発、業界として地球環境を考えた取り組みを推進する運びとなりました。

「ReBody WITH ES」の特徴は大きく3つ

環境性

「ReBody WITH ES」は食品工場より排出される卵殻をバイオマス素材として利用、25%以上もの化石燃料(石油等)の削減およびCO2削減につなげる環境に配慮された新しいマネキンを生み出しました。

意匠性

「ReBody WITH ES」ではチョークの原料にもなる卵殻を使用しているにも関わらずプラスチック同様に軽量化を実現。加えて石膏のようなプラスチック製品にはない温かみのある質感を出しています。

ストーリー性

「ReBody WITH ES」は、ファッションを支えるマネキンを我々日本人が大好きな卵からつくり、広め、環境を守り続けていく、という想いをこの商品に込めています。まさに衣食住の循環を実現した商品なのです。

「ReBody WITH ES」が生まれた背景には、アパレル業界の環境対応が加速していること、国内バイオマスプラスチックの不足、年間27万トンが廃棄されている卵殻をバイオマス素材として有効活用できる点にあります。アパレル業界にも他の業界同様「脱プラ」の波が押し寄せており、循環型経済を実現すべくバイオマス素材の活用が急務となっています。「ReBody WITH ES」がその一端を担う存在として、どれだけの化学燃料、CO2削減に結びつくのか見守っていきたいものです。