販促POPの最新事情

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販促ツールとして店頭でよく見かけるPOP。顧客の購買意欲を高めることもあって、目を引くコピーやデザインのPOPにつられて商品を購入してしまった、という人もいるのではないでしょうか? 

POPにはポスターサイズのものから卓上のものなど大小さまざまな形態がありますが、場所や業態によっても利用されるPOPは異なるため、TPOに合ったPOPを展開することもPR担当者は考えなければなりません。 

店頭で利用されるPOP 

店頭POPは店舗への誘導効果を決める重要な販促ツール。ポスターやのぼりなどの大きなPOPで目に触れる機会を多く作ることが目的となります。スペースの関係上ポスターやのぼりが難しい店舗でも、最近ではデジタルサイネージを利用した動画POPなどを設置している店舗が増えているのを目にします。動画POPであればアニメーションや効果音など来訪者の視覚だけでなく聴覚にも訴えかけることができ、販促効果はさらに高まります。 
また紙のPOPと異なりエコでもあることから、今後動画POPのニーズは高まりそうです。 

店内で利用されるPOP 

動線を妨げない小さなスペースで購入を訴求するPOPも重要な販促の一つ。特にレジ前のスペースや飲食店のテーブルでは、卓上POPを利用し多くの店舗で「SNSへの登録で割引クーポン発行」などといったサービス展開したり、季節のおすすめ商品をPRしたりとピンポイント訴求ができるのが魅力。形状はテント型や四角すい型、三角柱型などが一般的で、紙質も厚めのものから薄手のもの、半透明といったタイプなどが存在しています。 

最近ではスマートフォンを利用している方に向けてQRコードを読み取らせるタイプのPOPも多く、個別商品の紹介よりも店舗SNSへのフォローを促すスタイルで顧客の囲い込みを行うのが主流となっています。SNSをフォローしてもらえればプッシュ通知やタイムラインでの情報公開で店舗情報を目にする機会も多くなるため、デジタル化の流れはPOPにおいてもとどまるところを知りません。 

しかしながら、とある激安量販店の手書きPOPのようにアートのような手作りPOPならではの良さもあるでしょう。店舗イメージや訴求する対象顧客のニーズに合わせたPOP作りができなければ、かえって逆効果となってしまうこともあり得ることから、POPを行う意味をきちんと理解した上で適切な販促を行いたいものです。