中国発のファストファッション「SHEIN」が今熱い!

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中国で2014年に生まれたファストファッションブランド「SHEIN(シーイン:URL https://jp.shein.com/)」。中国版ZARAとも呼ばれるこのブランドは、今やZ世代の若者を中心に急成長を遂げているブランドとなっています。このSHEIN、実はアメリカの10代に非常に人気のブランドで、その他中東やヨーロッパでも人気を博していますが、逆に意外なことに、中国国内ではあまり知られていないブランドのようです。 

そんなSHEINですが、運営会社は2008年に設立された南京希音电子商务で、江蘇省南京市に拠点を置く企業です。2021年には220の国に1億2,000万人のユーザーを持つほどの規模になっており、2020年には売上1,000億元(約1.68兆円)に達したとされています。歴史の長いUNIQLOで有名なファーストリテイリングの昨今での売上高が2兆円強と言われていることからすると、その成長は目を見張るものがあります。 

SHEINのサイトにおいて、注目度の高い商品はインフルエンサーが紹介、商品プロモーションを展開します。買い物にはポイントやクーポンが利用でき、リピートしやすいサイトに仕上がっていますので、何度訪問しても新鮮さが保たれ、買い物を楽しむことができるのだとか。 

SHEINの新着情報には、毎日3,000~5,000アイテムにも上る新作がアップロード、多品種の商品を製造し(多品種少量生産)、毎日これだけアップできるのには、相応の仕組みがあるのです。 

SHEINでは300~400ともいわれるコアサプライヤーと、1,000にものぼる協力サプライヤーと契約し、小さな工場が連動した巨大サプライチェーンを作り上げました。全ての工場では最新技術が導入され、多品種少量生産を実現することを可能としたスマートファクトリー化が実現。各工場も1時間前後で移動できるほどの近距離に位置し、効率化を徹底しています。製造サイクルにおいては、一般的なファストファッションの場合でも2週間程度かかるとされている中、SHEINでは納品まで5日から7日前後とスピード納品を実現します。 

大量生産大量廃棄の時代は終わり、これから先の時代、多品種少量生産が重要になると見越している同社のビジネスモデルは、これまでのファストファッションの概念を大きく変えたとして注目度は高まっています。