玩具市場は巣ごもり需要で売上拡大も!

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コロナ禍の外出制限および自粛によって巣ごもり消費が増え、玩具市場では2020年度情報で国内玩具市場規模が8268億円となり、前年度比101.5%と増加になりました。

大分類で見ていくと、(1)ジグソーパズル(158.7%)、(2)ハイテク系トレンドトイ(※パソコンやパッドなど124.9%)、(3)ゲーム(117.3%)、(4)雑貨(110.4%)、(5)カードゲーム・トレーディングカード(107.9%)、(6)季節玩具(107.3%)、(7)ホビー(104.9%)、(8)知育・教育玩具(102.1%)で増加がみられました。細かい部分に注目してみると、 (1)スポーツトイ(130.2%)、(2)一般ゲーム(124.9%)、(3)アーツクラフト(118.8%)、(4)幼児キャラクター(113.9%)、(5)ブロック(112.0%)などが増加しています。

(引用参照:一般社団法人日本玩具協会2020年度玩具市場規模調査結果データ)

その反面「男児ヒーロー玩具」や「女児ヒーロー玩具」などのキャラクター関連玩具は低調に終わったようです。この理由としては、コロナ禍で撮影スケジュールが変わってしまった事、イベントが中止になったことで期待通りの販売ができなくなってしまったことが背景にあったように思えます。他にも、のりもの玩具やままごと系玩具もコロナ禍では厳しい結果となってしまいました。

2021年以降もコロナ禍の状態は続いているものの、イベント開催も徐々に回復しつつありますので、徐々に変化はみられると思いますが、2022年2月現在もコロナによる行動規制は続いており、今後の動向が注目されます(2021年6月発表データを基に作成)。