商業施設の屋上の利活用事例(グランツリー・GREEN SPRINGS・ミヤシタパーク)

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商業施設の屋上の中には屋上庭園を設けているところも多くあります。家族連れやカップルがショッピング以外にも遊びやリラクゼーションの場として使用することができる、そんな屋上スポットの利活用事例について、ここでは3つのスポットを紹介。武蔵小杉の「グランツリー」、立川の「GREEN SPRINGS」、渋谷の「ミヤシタパーク」を取り上げました。

グランツリー武蔵小杉 ぐらんぐりんガーデン

東急東横線の武蔵小杉駅から徒歩約4分、インテリアや生活雑貨、ファッションやフードなど160店舗が入る商業施設「グランツリー」。ファミリー層が多く訪れることから、子供が遊べる場所が随所に用意されています。そんなグランツリーの屋上には、約4,300㎡の広い庭園「ぐらんぐりんガーデン」があります。すべり台や平均台、にじいろ山、えんぴつ迷路といった遊びのスポットがあり、休日には親子連れで人気のスポットとなっています

ウェルビーイングタウン GREEN SPRINGS

2020年4月に立川駅徒歩8分のロケーションにオープンした「GREEN SPRINGS」。立川駅北側にある国営昭記念公園と多摩モノレールの間に位置します。空と大地と人がつながるウェルビーイングタウンがコンセプトで、商業施設やホテル、多機能ホールなどによる複合施設となっています。街と自然との境界線をなくすために、中央には広場を設置、多機能ホールは水が流れるカスケードと融合された設計となっています。

渋谷の宮下公園がリニューアルしたミヤシタパーク

ミヤシタパークは、全長約330mからなる低層複合商業施設。かつてはただの公園として存在していましたが、形を大きく変え、公園と商業施設に加えホテルが一体となった複合商業施設となっています。90店舗ほどの商業施設の上階である屋上部分には、スケート場やボルダリングウォール、多目的運動場などがあり、約1,000㎡の芝生広場では休日になると多くの人が腰を下ろしてゆったりしている光景が広がります。

これらの商業施設に共通するのは、街と自然の融合が図られ、そこにファミリーを中心として人が集い楽しめる憩いの空間となっていること。このような商業施設屋上の利活用は、今後新たに生まれる商業施設でも見られそうです。