【イオンリテール】従業員12万人の「働き方が変わる」従業員体験価値(EX)を高める取り組みを全店にて展開

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イオンリテールは、同社が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環となる「従業員体験価値(EX)」向上のため、「イオン」と「イオンスタイル」の約350店舗で「AIワーク」と「MaI(マイ)ボード」を展開します。

AIワーク」とは?

最初に、従業員各人の勤務パターンをシステムに入力し、モデルを作成します。その後、実際の勤務希望と月間労働時間をもとにAIが自動にて適切な勤務計画を起案します。勤務パターンだけでなく、一人ひとりの職能もデータ化することによって、チーム課題を把握しやすくなり、補充人員確保や技能教育などをよりスムーズに行えます。2022年6月に約60店舗で試験導入した結果では、利用部門の勤務計画作成時間が70%低減、勤務希望申請や勤務計画の確認を携帯端末上でできるようになり、勤務計画に関わる紙の使用量を90%削減したとのことです。

「MaIボード」とは?

「MaIボード」は、連絡ノートや掲示板などといったアナログな情報共有ツールに替わって、デジタルサイネージでチーム内の情報共有を行えるツール。画面より業務連絡や作業確認ができ、コミュニケーションをより円滑にします。

また、営業数値やチラシ情報、近隣店舗との比較や好調商品など、「改善のヒント」となる情報も常時更新。こうした情報をミーティングで共有することで、チームメンバーから改善プランが生まれやすくなり、自分たちで考えたプランが成果に結びつくと「やりがい」につながります。

目指す姿

同社がデジタルを活用した従業員の体験価値(EX)向上で目指す姿は、省力化や省人化ではなく一人ひとりが後方業務や単純作業に縛られない「より働きがいのある」職場実現とお客さまへの提供価値の向上にあります。予測精度の高い計画をAIが起案することにより、ムダ・ムリ・ムラの少ない適切な人員配置に近づけ、「働いた分きちんと成果につながる」生産性の高い環境へ導きます。さらに、MaIボードによってチームでの改善活動が促進されることにより、「自分たちで売場や環境を良くする」機会が増加、いっそう働きがいを感じられる職場となることが予想されます。

「AIワーク」「MaIボード」展開スケジュール

スケジュール:
「AIワーク」は2022年7月より順次展開、「MaIボード」は2022年7月25日現在240店舗で展開。順次拡大予定

展開店舗:「イオン」「イオンスタイル」約350店舗