2022年8月のおでかけ状況と第7波について

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3年ぶりに新型コロナによる行動制限を伴わない夏休みに期待していたお出かけ市場を、コロナの第7波が直撃しました。その結果、自分自身や家族がコロナに感染し、夏休みの予定を変更したという人も少なからずいたと思われます。

そのような背景を踏まえ、いこーよ総研(URL: https://research.iko-yo.net/)は、第7波の中でのお出かけ状況や、コロナに対する意識などについて調査・分析を行いました。

コロナが「とても怖い」が増加、屋内施設へ「遊びに行きたい」という意欲にも影響

コロナの第7波の影響で、2022年6月には11%まで減少していた「とても怖い」という意見を持つ人の割合が、8月に24%まで増加。「全く気にしていない」「あまり気にしていない」の合計も6月は23%に増加していましたが、8月は13%に減少し、感染リスクに対しての恐怖意識が再度戻ったようです。

屋内施設へのお出かけ意欲に関するデータにおいても、「積極的に遊びに行きたい」「遊びに行きたい」の割合が6月に70%だったものが、8月は60%に減少、「なるべく遊びに行きたくない」「決して遊びに行きたくない」も6月に8%だったものが8月には17%まで増加しました。

屋外施設へのお出かけ意欲については「積極的に遊びに行きたい」「遊びに行きたい」の合計が6月には92%だったのに、8月は85%に低下しています。

「これ以上子どもたちの学校行事や宿泊行事がなくなるのはかわいそう」という意見が90%超

コロナの第7波では、「外出自粛などの行動規制は必要ない」「飲食店の営業時間短縮や人数制限は必要ない」という考えに対しては意見が二分し、賛成する意見がやや多いという結果となっています。しかし「個々人の考えで感染対策をすることが重要だと思う」という考えに対し、圧倒的に「そう思う」人が多くなりました。

具体的な行動に関しては、大人数の会食については約8割、対面のイベントに関しては7割弱が「ピークが過ぎるまで控えようと思う」と回答。一方、旅行やお出かけに関しては、「ピークが過ぎるまでは控えようと思う」という人が半数弱と少なく、大人数の会食や対面のイベントよりは控える必要はない考える人は多くなっています。

また、「これ以上子どもたちの学校行事や宿泊行事がなくなるのはかわいそう」という意見が9割超となっており、子どもたちの学びや思い出作りの場をこれ以上制限しないでほしいという強い思いは表れているようです。

また、新型コロナだけでなく、天候もお出かけ状況に大きく影響があるようです。記録的豪雨のあった東北をはじめとした東日本では、西日本に比べてお出かけ状況が低調でした。そんな中、9割超の家族が「これ以上子どもたちの学校行事や宿泊行事がなくなるのはかわいそう」と回答している点は気になるところ。医療、旅行・お出かけ市場を含む経済活動や子どもたちの教育現場などが、今後どのように展開されれば、負担や被害がもっとも少なく済むのかについて、一人一人より真剣に考え、模索し続けていくタイミングに来ているかもしれません。

いこーよ8月ユーザーアンケートの調査概要

調査方法:インターネットアンケート

調査地域:地域の限定はなし

調査対象:いこーよおよびいこーよアプリを利用したユーザー335名

調査日程:2022年8月4日~8月8日