2021年のクレジットカード利用率最新事情をランキング形式で発表!
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マーケティングリサーチ会社の「株式会社 スパコロ(https://service.supcolo.jp/)」が行った調査によると、2021年最新クレジットカードの利用率調査NO.1は『楽天カード』という結果になりました。
この調査結果は20代~60代までの3,244人を対象にしたもので、クレジットの利用率だけでなく、利用頻度や保有枚数、月間の利用金額、連携して貯めているポイントなども対象項目となっているものです。
クレジットカード利用率ランキングの結果は以下の通り。
1位:楽天カード(32.5%)
2位:イオンカード(14.1%)
3位:ヤフーカード(9.5%)
4位:JCBカード(8.9%)
5位:dカード(7.5%)
6位:セゾンカード(7.2%)
7位:三井住友カード(6.3%)
8位:Tカード(5.5%)
9位:au PAYカード(5.1%)
10位:エポスカード(3.7%)
この結果によれば、なんと約3人に1人が「楽天カード」を利用していることとなり、楽天カードの利用率が圧倒的に高くなっていることが伺えます。
また楽天カードは認知度が48.3%と半数近く、若者から年配まで幅広い年代層に認知されているのも特筆すべき点。2位のイオンカードの認知度が36.3%、3位ヤフーカードの認知度が27.4%であることを見ると、その認知度には驚くばかりです。
【上位3カードの認知率、利用経験率、現在利用率の比較】
楽天カード | イオンカード | ヤフーカード | |
認知率 | 48.3% | 36.3% | 27.4% |
利用経験率 | 36.2% | 18.7% | 12.2% |
現在利用率 | 32.5% | 14.1% | 9.5% |
さらに利用経験のある人のおよそ9割が継続して楽天カードを使い続けているのも特徴の1つ。
その要因ですが、楽天はクレジットカードをはじめ楽天が展開する様々なサービス(楽天モバイル、楽天市場など)を利用すればするほど「ポイントが貯まりやすくなる」というメリットがあり、「楽天経済圏を利用することで得られるポイントの多さ」や「年会費のリーズナブルさ(通常のカードは年会費無料、ゴールドカードでも年会費2,200円(税込))」によって、高い利用率が維持されていると考えられます。
そしてクレジットカードアプリの利用と利用金額の相関では、アプリを利用している人(60.4%)のほうが、アプリを利用していない人よりも利用金額が2万円程度高いという結果に。アプリの使い勝手が利用率や利用額にも影響していることから、使いやすいアプリ(利用金額が見やすい、ポイントに変換しやすいなど)の構築はクレジットカード会社にとって避けては通れない課題となりそうです。
以上のデータからも分かる通り、ユーザーがクレジットカードを選ぶ具体的なポイントとして、
「ポイントやマイルの貯めやすさ(45.4%)」
「年会費の安さ(28.6%)」
「ポイント交換商品が良い(13.6%)」
「カードの特典が良い(7.4%)」
などの項目が上位にランクイン。
月々の購入金額が高い人ほどポイントの還元率や特典を気にする傾向にあることから、クレジットカードの利用率を高めるためには「ポイントの還元率」や「特典内容」を充実させるとともに「アプリの使いやすさ」や「入会のしやすさ(費用、手続きなど)」といったサービス環境の向上が必要不可欠と言えるでしょう。