デジタルトランスフォーメーションがSCの扉を開く

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産業革命、情報革命に続く新たな革命と位置づけられるデジタルトランスフォーメーション、略してDX。文字通りデジタルの力による変革や変質のことです。

DXの波は今やあらゆる業界に及び、小売や商業施設運営にも多大な影響を及ぼし始めました。

来館者の行動をデータ化し、これまで経験やカンによって個別最適の観点で運営されてきた商業施設に、データに基づく全体最適な視点での運営を導入するなど、“見えなかった顧客の行動を可視化する”といった取り組みは、その好例です。

購買データ、閲覧データを解析することで販売スタッフの配置を最適化するのはもちろんのこと、そのコミュニケーション活動をサポートすることで、より高い顧客満足度の実現に結びつけることも可能です。


さらには多様なキャッシュレス決済との連携によるビッグデータ活用や、リアルとECの融合といった課題への対応など、新たな扉も開けてくることでしょう。

消費者の意識はモノからコトへ、所有から共有へとめまぐるしく変わっています。その変化に対応するためには小売業や商業施設もビジネスモデルを大胆に変えていかなくてはなりません。

そうした自己変革を後押しする武器がDXです。

ちなみになぜデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)をDXと略すかというと、英語ではTransを“X”と省略することが多いためとか。

Xには「未知の象徴」としてのニュアンスもあります。
DXという言葉は、ビジネスの無限の可能性を感じさせてくれます。