コロナ禍で生まれる飲食業界の新しい接客方式
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新型コロナウイルスの影響が大きい業界の一つである飲食業界では、生き残りのためにいろいろな戦略を掲げています。
多くの飲食店では3密を避けるための席数の減少、ビニールカーテンやアクリル板の設置、デリバリー、テイクアウト(お持ち帰り)などを行いながら、自店舗に最適な営業スタイルを見出しつつあります。
デジタルを活用した接客形態
来店時モニター越しでの来店対応
出来る限りスタッフとお客様の接触を避けるために、エントランスにモニターを設置し、モニター越しで接客を行う店舗もあります。来店時の挨拶や人数把握のみならず、店舗内の誘導も非接触で可能となります。
店内タブレットや来店者自身の端末によるモバイルオーダー
ファミリーレストランなどを中心に、従来のスタッフ呼び出しによるオーダーが減り、店内タブレットやお客様自身のモバイル端末などによるオーダー形式が増えてきました。
もともと店内タブレットの設置は、従業員の省力化が主な目的であったものの、コロナ禍においてはスタッフとお客様の接点が料理提供時やお会計時といった限られた機会に限定される目的で有効活用されています。
また、昨今は使い慣れた自分のモバイル端末を利用して注文したいといったニーズに合わせ、お客様端末でQRコードを読み込み、メニュー画面から注文してもらうモバイルオーダーもあります。
オンライン飲み会を店舗で実施
一時期の緊急事態宣言の頃よりは聞かなくなりましたが、コロナ禍での不用意な接触や飲み会を避けるため、オンライン飲み会を行う人もいることでしょう。
特に夏のこの時期は例年であればビアガーデンや居酒屋で冷たいビール、という人も今年はそういうわけにはいきません。
そんな中、通常は自宅でやるこのオンライン飲み会を、店舗内で実施できるようなスペースを用意し、食事やドリンクを提供して楽しんでもらう取り組みが話題となっています。
飲食店であれば、お酒や食べ物の準備をせずにオンライン飲み会を楽しむことができます。
まだまだコロナウイルスの収束が見えない中、どのように共存しながら事業継続できるのか?店舗運営側のアイデアはさらなる進化を見せることでしょう。