商業施設における混雑緩和の仕組みづくり

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 緊急事態宣言が解除され、営業が再開されたものの、未だ収束が見えないコロナ禍での3密を防ぐために、各商業施設では現在もコロナ対策を十分に取った上での営業を強いられています。

 そんな中、3蜜を防ぐという点においては、ソーシャルディスタンスを確立する以外に、小売店舗や飲食店などでは入場制限を行っているところもあります。
 そのため、利用者が入店までに時間を無駄にしないための施策もさまざまな形で実行されています。

 例えば、飲食店の中には元々同じような施策を行っていたところもありましたが、アプリなどから事前予約を行っておき、来店時に並ばなくて済むようにする店舗がコロナ禍では増えてきたように感じます。

 このような事前予約がアパレルや小売店舗でも行われるようになり、店舗内の人数制限を図るところも出てきました。

 店舗内に入った後には滞在時間に制限を設けているところもありますし、利用者同士の距離を保てるように売場スペースを間引いたり、飲食店では席数を半分に減らしたりといった施策も行われています。



 事前予約ができずに待たなければならない店舗などでは、待ち時間のストレス軽減策の一つとして、センサーによる来店人数や混雑状況を確認できるシステムを導入し、混雑時にはサイネージなどに混雑具合を表示するといったことができるところもあるようです。

 現在ではアルコール消毒や換気、マスク着用、検温やレジ前にパーテーションを設置し、飛沫感染防止対策などはどこの店舗でも当たり前となっていますが、通常営業の形に戻るまでにはまだまだ時間がかかりそうです。