商業施設における2020年のクリスマス装飾とイベントの在り方

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年末最大のイベントであるクリスマスに彩りを添える商業施設の装飾やイベント。
例年、各商業施設では個性豊かなデコレーションやオーナメントが飾り付けられ売り場に華を添えています。

クリスマスシーズンに合わせたイベントブースに加え、店舗の入り口や通路、壁などを活用した装飾は、店舗全体の雰囲気を盛り上げ、消費者の視認性アップにも効果的です。
さらに「非日常」を思わせるキャッチな装飾やイルミネーションは、SNS映えするスポットとして話題となるケースも多く、集客や売り上げアップが期待できます。

しかしコロナ禍の2020年は「おうちで楽しいクリスマス」が主流となり、オンライン上でのショッピングや食事会などを楽しむ人が増える見込みです。
そのため例年ならばクリスマス商戦で賑わう商業施設も、今年の人出はイマイチ。
3密を避けるため、クリスマスデコレーションやイルミネーションをじっくりと楽しむ人たちの姿は少なく、中には「お目当ての商品だけを購入してすぐに店を出る」いった人もいるようです。

また、クリスマスイベントに関しては、軒並み中止やオンライン配信に変更を余儀なくされ、盛り上がりには欠ける印象が否めません。

毎年大勢の人で賑わいを見せる商業施設のクリスマスイルミネーション点灯式では、無観客での開催が行われたところもありました。

こうした流れを受け、商業施設では店頭でのクリスマス商戦に加え、オンラインショップのラインナップを充実させたり、おうちクリスマスやホームパーティー向けの商品を紹介したりする動きにシフトする店舗も出てきています。

withコロナで迎える2020年のクリスマスは、「巣ごもり需要とどう向き合うか?」「例年とは異なるスタイルの中でどのような付加価値を提供するか?」が大きな課題となりそうです。