商業施設における新生活様式下でのお正月商戦
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コロナ禍で未だ今後の見通しが不透明な2021年のお正月。
年末の感染拡大を受け、年始の外出や挨拶回りを自粛する人も多いのではないかと予想されています。
2020年に引き続き「Withコロナ」がキーワードとなる2021年は、商業施設におけるお正月商戦でも「おうち時間の充実」や「オンライン上での交流」といった消費者ニーズを叶える商品が人気です。
「おうち時間の充実」という観点では、少人数でのイベントやオンライン飲み会などを楽しむためのグルメ商品、おせち料理の販売が注目されています。
例年のような「大皿でみんなで取り分けて食べる料理」ではなく、コロナ禍での新生活様式に合わせた「小皿」「取り分け不要」「少なめ」に調理されているのがポイント。
店頭で直接購入するのではなく、百貨店や人気店のオンラインサービス(お取り寄せ)を利用したグルメが、「巣ごもり」を選ぶ消費者のニーズに合致しているようです。
グルメ以外では、インテリア商品やゲーム商品といった家の中で楽しく過ごすためのグッズや家電、化粧品などといった毎日の生活を豊かにする商品なども人気の傾向にあります。
さらに、今年はオンライン上で年末年始の挨拶を済ませる人も多いと予想される中、商品をインターネット上で購入し相手先へ届けるギフトサービスの利用も増加しています。
直接顔を合わせずとも「オンライン上で」「商品を通して」気軽に相手と交流できるグッズやサービスは、お正月商戦に限らず今後ますます需要が伸びるとみられています。
そんな華やかなお正月商戦ですが、実は商戦のピークは3が日とも言われています。
店舗側が思う以上に消費者のトレンドの移り変わりは早いこともあって、お正月需要に乗り遅れないためにも、クリスマス商戦から間髪を入れず「お正月セールの告知」や「抽選会イベント」などを打てるよう準備をしておくことが大切と言えるのではないでしょうか。