商業施設内での警備の仕事
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商業施設の規模が大きい場合には、利用者が安全かつ快適に過ごせるよう、警備会社などと契約して施設警備を行うこととなります。
施設警備の主な業務内容には、犯罪防止や防火対策として施設内外の巡回や、施設来訪者の出入時における交通誘導、従業員や業者の出入管理などがあります。防犯カメラによる監視も当然行われていますが、やはり目視による監視や巡回による犯罪等の抑止効果が高いため、すべてのエリアに目が届きにくい大型施設では特に欠かせない存在となっています。
施設警備員に求められる能力を図るものとしては「資格」の存在があります。たとえば「警備業務検定」は警備業務に従事する際に必要な知識やスキルを持っているかどうかをみるものです。こちらは国家資格となっており、「施設警備業務」、「交通誘導警備業務」、「雑踏警備業務」、「貴重品運搬警備業務」、「核燃料物質等危険物運搬警備業務」、「空港保安警備業務」といった6つの資格(1級・2級)が定められています。その他にも「機械警備業務管理者」や「警備員指導教育責任者」といった資格もあります、誰にでも簡単にできる仕事、というわけでもありません。
また、施設警備を行うのに必要なマインドとしては、人の命や企業の財産を犯罪や災害などから何が何でも守るといった責任感が欠かせません。普段は何気ないルーティーンワークであったとしても緊急時には率先して行動しなければなりません。そのためには施設内の構造や避難経路の導線をしっかりと把握しておく必要がありますし、万引きや喧嘩といった際の対応も警察等への引き渡しまで目を離さずに対応しなければなりません。不審物を発見した際も自分の身を顧みず確認作業を行うこともあります。
誰でもできるように見えて実は非常に奥深い仕事、それが施設警備に求められる業務内容なのです。